人生で覚えている一番最初の記憶

人生で覚えている一番最初の記憶

人生最初の記憶は「迷子になった日」

あれは3歳の春ごろ
愛知県犬山市の日本モンキーパークに家族でお出かけした時、手を繋いでいた女性がお母さんではないと気が付いた時大声で泣いていた。これが人生で最初の記憶。

確かその女性はお母さんと同じくらいの年齢でその女性の左側には自分と同じくらいの背の男の子が居た。
その女性には「絶対にお母さんに会えるからね」と励まされ、迷子センターに送り届けられる。

迷子センターの中で当時大好きだった百獣戦隊ガオレンジャーのシールを見ながら、「なんであの女性ではなく、お母さんがお母さんなんだろう」ということと、「お母さんとお父さんは僕がいないと知ってどんな顔をしてるんだろう」と考えていたことをなぜか今でもフラッシュバックする。

そんな記憶が人生で初めてだったため、「自分と他人はなぜ違うのか」「もし自分が他人だったら?」を人よりも考えることが多い。
幼少期から歴史が好きで大学も史学を専攻していたが歴史を学ぶ際は「当時の環境で自分が生活していたら」を考えながら当時の風景を頭の中で考えることが多い。

つまり、私は3歳の時に迷子になった経験で人生の考え方・専攻にまでも影響している。

先日、ドラマーとして活躍されている方とお話をする機会があった。
「いつからドラマーを目指したのですか?」と問うと

「はっきりと目指し始めたのは中学生の時。でも、小さい頃からなぜかピアニカやリコーダーよりも打楽器を叩いていた記憶がある。それがルーツじゃないかな。」

"記憶とは歪みやすく、間違いがつきものです。"

英国ブラッドフォード大学のShazia Akhtar上級研究員は次のように米Gizmodoの取材にコメントしているが、自分が明確に覚えている人生最初の記憶が自分のルーツになっているかもしれない。

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