
プレゼンや商談前の緊張、どうしてる?音楽家が教える“自然体”の整え方
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「緊張しないの?」と聞かれるけど…
ミュージシャンなら一度は聞かれたことがある“あるある”な質問です。
もちろん、します。という回答になるのですが、
質問した方がいうほどの、頭の中が真っ白!みたいなヤバい緊張はないです。
ライブでも、TV出演でも、仕事の内容によって、
表現は難しいですが必要な緊張感があるという感じでしょうか。
慣れというのもあるのはたしかですが、
ただ“場数”を踏んできたからだけじゃなくて、
本番で最大限の自分を出すためには、「準備」や「テクニック」と同じくらい、
自分の身体と向き合う力が大切なんです。
アレクサンダー・テクニックとの出会い
「力を抜く」って、難しいけど大切な技術
なんでなのかきっかけは覚えていませんが、
学生時代に指導を受けていた海外で活動するドラマーから、
緊張なんてなくなるよ!とアレクサンダーテクニックのことを教えてもらいました。
正直、そんなことあるの!?って思いましたが、
せっかくならと実践してみるとドラム演奏に役立つ色んな発見があり
面白い体験だった覚えがあります。
ちなみにアレクサンダーテクニックとは
俳優のF.M.アレクサンダーが自身の発声トラブルをきっかけに発見した 原理をもとに体系化した身体のクセや緊張を見直し、より自然で効率的な動きを身につける方法です。
出所 : アレクサンダーテクニークとは – JATS 日本アレクサンダーテクニーク協会
寝る練習が効いた!?
中でも衝撃的だったのが、「仰向けに寝るだけ」
後でしったのですが正式にはセミ・スパインというそうです。
でも「ただ寝るだけ」じゃないんです。
膝を立てて、地面と自分の接地を感じ、同化するようなイメージ。
それ以外は何も考えない。重力を感じて、自分の身体の緊張に気づいていく。
静かで地味だけど、なぜか頭も体もスッキリするんです。
というか彼から教わったのは実はこれだけ。笑
本番前にこれをやればバッチリ!だとNY帰りの男が教えてくれました。
なのでやり方も正式なのかはわかりませんが、
要点としては自分の体の使い方を見直すということ。
自分でドラム演奏において、重心や、呼吸など、
どうなってるのか試していったという感じです。
これ、舞台に立つ人間だけでなく、
実はプレゼンや商談前にもすごく効くのでは?
心がザワついてるときにこそ、深い呼吸と身体感覚を取り戻す時間があると違うはずです。
- 重心が安定すると声が落ち着く
- 呼吸が深いと頭も冴える
- 間(ま)をとれると説得力が出る
ただし楽屋がある本番前のミュージシャンと違って場所はよくお考えください!笑
自分だけの本番用のスイッチを!
よく芸人さんが本番とプライベートは全然違うなんて話をしていますが、
ミュージシャンも舞台に立つにあたって、スイッチをいれる人は少なくないです。
アレクサンダーテクニックを教えてくれたドラマーは、
セミスパインを行ったタイミング、
とある人は衣装を着替えたタイミング、
またある人は1人でどこかへ消えていったり。
集中したいけど、ガチガチにはなりたくない。
リラックスしたいけど、だらけたくはない。
例えば、そんな朝は重力に身をゆだねて呼吸を整え、28 BLACKを飲んだりします。
(28 BLACKの"静かなるエナジィ"というコンセプトは音楽家としてとても重要です)
ケミカルじゃないフルーツフレーバーのカクテルのような飲み心地が
“力まない集中”のイメージ。
- 会議前
- 商談の直前
- 資料づくりのラストスパート
緊張でどうしてもテンパってしまうという方は是非、
自分なりのスイッチを見つけてみてはいかがでしょうか。
そんなスイッチの切り替えポイントで、
深呼吸と一緒に身体をととのえるのがおすすめです。
身体に聴いて、自分をととのえる時間を。
緊張を完全になくすことはできません。
でも、緊張とともに「自然体」でいられる技術は、身につけることができます。
それは、音楽のステージでも、ビジネスの舞台でも同じ。
ニュートラルな自分に戻る感覚を、
日常の中に少しずつ取り入れてみてはいかがでしょうか。
身体を信じて、深呼吸をして、ひと口28 BLACK。
それだけでも、自分の「本番スイッチ」が自然に入ってくるはずです。
同じように、“緊張する場面”に立つすべての人の参考になれば幸いです。